脳卒中センター

リハビリテーション科

脳卒中患者様へのリハビリテーション介入

DSCN3547.JPG当院では、 SCU(脳卒中ケアユニット:Stroke Care Unit)を備え、 超急性期から積極的なリハビリテーションを行っています。CT・MRI・MRA(血管造影検査)・EEG(脳波検査)・血圧管理などの情報交換を脳外科医師・病棟看護師と密に行いながら、安全管理を徹底した中で早期離床を行っています。

また早期離床が困難な症例に対しても、床上から身体内部環境を 整え、よりリラックスした状態で療養できるよう介入を行っています。

逆に目立った運動麻痺もなく早期退院が可能な症例に対しては、 今回発症した身体の状態のことだけでなく、二次予防の観点から 自主トレーニングの指導や運動の必要性の説明など運動習慣の 獲得に向けての指導も合わせて行い、再発予防に努めています。

急性期を脱し、安定した状態になった症例に対しては、複数職種(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が必要に応じ、 合計して1時間前後のリハビリテーション介入を積極的に行っています

ただ「動作ができるようになる」ことのみを目標にするのではなく、「より安楽に」「気持ち良く」身体を動かせるようにすることを目指しています。

しかし、脳卒中からの回復には十分な時間が必要になることもあります。そのような、急性期のみのリハビリでは時間的に不十分な症例については、メディカルソーシャルワーカーと情報交換をしながらリハビリ専門病院(回復期病院)への転院を薦めています。 患者様によりよいリハビリテーションを受けていただけるよう、転院が円滑に進められるための情報提供を行うことも私たちの重要な役割と考えています。

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