てんかんセンター

てんかんについて

てんかんとは?

01.jpgてんかんは、突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」をくりかえし起こす病気です。
人間の脳には100億を超える神経細胞があり、その神経細胞一つ一つが様々な脳の活動に従事しています。脳は大脳皮質、白質、基底核、脳幹、小脳などから成りますが、この中で大脳皮質と呼ばれる脳の最も表面に存在する部分は、感じたり、考えたりする高度な仕事をしています。
その神経細胞の電気的活動が様々な原因で異常興奮を起こす、例えていえば「ショート」を起こす状態がてんかんともいえます。
てんかんは、原因が不明な「特発性てんかん」と、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が明らかな「症候性てんかん」に分けられ、前者が全体の約6割、後者が残りの約4割を占めるとされます。乳幼児から、小児、学童、思春期、成人、高齢者のいずれの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いといわれています。
全体としては、2/3から3/4の患者さんは抗てんかん薬の服用で発作は止まり、大半の患者さんは支障なく通常の社会生活をおくることができます。

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