漢方への取り組み

漢方への取り組み

当科では診療に漢方薬を取り入れています。西洋薬がカバーしていない領域についてや、治療効果が不十分な場合等に漢方薬を用いる事で劇的に症状が改善する事があります。またこれまでの治療に併用する事で治療効果を上げたり副作用が軽減されたりする事があります。
1996年に脳神経外科漢方医学会が発足し脳神経外科領域での漢方薬治療に関して研究が進められております。また2001年以降医学部の教育カリキュラムにも必修項目として取り入れられ医学教育全体としても漢方薬が見直されてきています。漢方薬は月単位の内服で体質改善を行う場合もあれば、内服後数分で効果が発揮されるような即効性をもつものもあります。脳神経外科の急性期病棟ではある程度即効性が求められますが、いろいろな面で有効性を実感しております。
様々な臨床研究で科学的にも漢方薬の有効性が立証されてきており、これからさらに発展してくる分野だと考えられます。医療の質を高められるよう私たちも勉強を続け診療に望みたいと思います。
脳神経外科の外来や入院中に漢方薬使用のご希望やご質問がありましたら大城(毎週水曜日:脳神経漢方外来)までお問い合わせ下さい。