てんかんセンター

診療内容

ビデオ脳波

外来で行う脳波で診断がつきにくい場合や、発作が難治に経過する場合、発作そのものを長時間測定できる脳波でとらえる必要があります。当院は数日から1週間入院による、ビデオ脳波検査を行っています。検査専用の個室に脳波計とビデオカメラが備え付けてあり、てんかん発作を脳波とビデオ画像で同時に記録し、診断や今後の治療に役立てることができます。ビデオカメラは2方向から同時記録できるようになっており、発作の詳細まで高画質で記録できます。発作を起こして転倒しても怪我しないよう、ベッドは低めにし、壁などの突起をなくし、床やベッド柵は衝撃を吸収する素材を用いて安全に検査を受けていただけるよう工夫をしています。

04.jpg05.jpg当院では院内LANで院内のビデオ脳波データが全てモニタリングルームに転送され、一括してリアルタイム監視することで、発作などの異常を迅速に検出できるようにしています。

薬剤治療

06.jpg大部分のてんかん治療は、まず外来で内服することからスタートします。
近年、新規抗てんかん薬が次々と発売されており、使用できる抗てんかん薬の種類は飛躍的に増えてきております。そのうち、てんかんの病型にあった、かつそれぞれの患者さんの状況に適した薬を選択し、内服していただきます。抗てんかん薬の中には、採血で血中濃度をこまめに測定し、量の調整が必要な薬もあります。
全ての抗てんかん薬は、眠気などの副作用を最小限にするために少量から開始し、必要量に達するまで十分に時間をかけて少しずつ増やしていきます。
稀に薬の副作用で全身に発疹が生じることがあり、その時は直ちに服用を中止し、外来へご連絡下さい。

てんかん外科手術

07.jpg薬剤治療にもかかわらず難治に経過する場合、外科治療を行うことで発作のコントロールがつきやすくなる例があります。当院は日本てんかん学会てんかん外科施行施設に認定されており、必要症例に対しててんかん外科治療を行っております。迷走神経刺激装置(VNS)植え込み術、側頭葉切除術・海馬扁桃体切除術、頭蓋内電極留置と焦点切除術などです。
頭蓋内電極留置後は現状neuro ICUで安全に頭蓋内脳波モニタリングを行っています。
ナビゲーションシステム、術中モニタリングを用いて安全性を担保しつつ、側頭葉切除は小開頭による低侵襲な方法で行っており、早期の回復と社会復帰を目指しています。

診療連携

当施設は、近隣の各病院との連携はもちろん、東京女子医大とも診療ネットワーク(TWMU Epi net)を形成しています。東京女子医科大学病院、八千代医療センター、東医療センターでは大学病院のメリットを生かしたてんかん外来と他科との連携診療を行なっております。一方、当センターは日本てんかん学会のてんかん外科施行施設として認定を受けており、発作が難治に経過し、ビデオ脳波検査やてんかん外科手術が必要な症例については、当院にて精査し、てんかん外科手術も行っております。

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