前皮神経絞扼症候群（ACNES）

～おなかの原因不明の痛み、もしかしたらACNESかもしれません～

このような症状でお困りではありませんか？

• お腹の一部分だけがピンポイントで痛い
• 押すとズキンと痛む「圧痛点」がある
• 検査では異常がないのに痛みが続いている
• 長年「原因不明」と言われ、心因性と片付けられた
• 痛み止めやブロック注射で一時的に良くなるが、再発を繰り返す

それは、ACNES（前皮神経絞扼症候群：anterior cutaneous nerve entrapment syndrome）かもしれません。

ACNESとは？

肋間神経の枝が腹直筋の筋膜を通る部位で絞扼され、慢性的な局所腹痛を起こす病態です。小児から高齢者まで幅広い年齢層で発症します。診断が難しいため長く苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。

当院のACNES治療について

手術治療

当院では、2週間の入院プログラムを設けてACNESに対する外科的治療（神経切除術）を積極的に行っています。

• 病状によっては短期入院手術にも対応
• 傷は数cm程度
• 術後の疼痛コントロールも含めフォロー体制を整えています
• すでにブロック注射等を試みた方もご相談ください

担当医よりメッセージ

「原因がわからず不安なまま何年も痛みに耐えてきた方に、光を届けたい。」
ACNESは適切な診断と治療で改善が見込める病気です。
私たちは、あなたの“痛みの声”を決して見逃しません。
まずは、お気軽にご相談ください。　

李慶徳

学術的根拠と掲載論文

当院の治療実績は、国際医学誌『Cureus』に症例報告として掲載されています。Multidisciplinary Management for Anterior Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome (ACNES): A Case Series Including a Long-COVID-19 Patient

全文はこちら（Cureus掲載ページ） 

主な掲載内容

• 小児～成人5症例の手術治療成績
• 術前CT・リハビリの有用性
• COVID-19後の神経障害がACNESの誘因となった可能性

診療予約・ご相談

• 初診・セカンドオピニオンともに受け付けています
• 紹介状は不要です（あれば流れがスムーズです）
• 遠方からの来院もサポートします　病状が重ければ即日入院も対応します