外科/がん

入院サポートセンターや外来リハビリでの

術前介入~術後早期からの介入

開腹・開胸手術においては、

麻酔による影響や術中からの輸液により、

痰の発生過程が加速します。

 

その一方で深く大きい呼吸は麻酔や痛みなどの制限を受けてしまい、

術後肺炎や無気肺などのリスクが高まる可能性があります。

 

術後の肺合併症に対しての予防・対応アプローチを理学療法士が行い、

術後肺炎や無気肺などの予防と改善に取り組んでおります。

  

同時に、医師の確認のもと速やかに早期からの離床を目指していきながら、

術前の生活リズムの獲得を目指します。

 

また、2018年1月の新築移転後からは、

入院サポートセンター(周術期センター)にて、

より発展的なリハビリテーション介入に取り組んでいます。

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写真:入院サポートセンターのリハビリ部門です

 

 

リハビリスタッフの声

手術を施行される患者様に対して、手術前から介入しており、

術後は早ければ翌日から介入させて頂いています。

 

目的としては、合併症のリスクや身体機能、

 

全身状態を総合的に評価しつつ、早期離床を行ってもらうことです。

 

呼吸器合併症や廃用症候群などの、

二次的合併症の予防を図りながらリハビリを行っています。

 

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がんのリハビリテーション

在宅復帰 

 ⇒ 術後や化学療法後早期に在宅復帰を目指す

緩和 

 ⇒ 疼痛の緩和・精神的な支え

QOL:生活の質の向上 

 ⇒ より良い生活を支援

  

  

患者様の状態に合わせ、

早期在宅復帰や緩和医療を提供していきます。

  

早期在宅復帰を目指す場合には、

介護保険の調整や疼痛コントロールを他職種と行い、

患者様やご家族の希望に出来る限り応えられるように支援していきます。

  

また、在宅復帰が困難な方も、

緩和ケアを行うことで、

少しでも安楽な生活が行えるよう生活動作の提案や支援を行っていきます。

 

 

リハビリスタッフの声

当院には緩和ケア病棟があり、他職種と密に連携を取りながら、

リハビリスタッフも介入させて頂いてます。

 

目的としては、身体状況に応じたADL指導や、

辛い部分の緩和や精神面でのフォローなどがあげられます。

 

終末期でADLが低下してきていても、

QOLの向上が図れる可能性があるところに、

緩和リハビリの存在意義とやりがいがあると感じています。

 

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