前皮神経絞扼症候群

国際医学誌 論文掲載のお知らせ

当院医師が執筆した前皮神経絞扼症候群(ACNES)に関する症例報告が国際医学誌 Cureus に掲載されました。

本研究では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(LPEC)後に生じた慢性腹痛において、
👉 神経の絞扼(entrapment)
👉 外傷性神経腫(traumatic neuroma)

という異なる2つの病態が同時に存在することを明らかにしました。


本論文の意義

これまでACNESは「局所の神経の圧迫」として説明されることが一般的でしたが、本研究では、

👉 神経と血管が近接する構造変化や線維化といった“局所の変化”に着目し、複数の病態が関与し得ることを示しました

この視点により、

・原因不明とされていた腹痛の理解が深まる
・不必要な検査の繰り返しを防ぐ
・病変部位に応じた適切な治療(選択的神経切除など)につながる

ことが期待されます。


当院では、原因がはっきりしない腹痛に対しても、腹壁由来の痛み(ACNES)を含めた評価を行い、必要に応じて専門的な治療を提供しています。

「検査では異常がないと言われたけれど、痛みが続く」

そのような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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