診察室だより

3月になって急にワクチンの問題が出てきました。

[2011/03/10]

3月になって急にワクチンの問題が出てきました。
ニュース、新聞などでご存知の方もいると思いますが、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同時接種したお子さんで死亡した方が出たことを受けて厚生労働省から通達があり、現在(3月10日)この二つのワクチンの接種が一時見合わせになっています。

当科でも3月7日の予防接種外来から接種を中止しています。
これからの詳しい調査の結果を受けて、また新しい情報が入ってくると思いますし、それに合わせて今後の接種状況が変わってくると思います。

朝霞市は二つとも公費助成になり、多くの子どもさんたちがワクチンの恩恵を受けられるようになったと喜んでいたのに、残念です。
この件に関して、「VPDを知って子どもを守ろう」の薗部先生がコメントを出されています。このホームページからもリンクしていますので、読んでみてください。
また子宮頸がんのワクチン(サーバリックス)は、全国で公費補助が出るようになって供給が間に合わなくなりました。 その結果当科でも現在新規の予約はお受けできません。
今まで接種してきた方たちの2回目、3回目に関しては何としても確保したいと思っていますが、こちらもまた新しい情報が入りしだいお知らせいたします。

4月から新しい年度が始まり、これからという時に色々問題が起きていますが、子どもたちの健やかな生活のために、ぜひ正確な知識と情報を得ていただきたいと思います。
小学校入学前,中学1年生、高校3年生のMR(麻しん、風しん)ワクチンの接種は3月31日が期限になります。該当するお子さんでまだ受けていない人は、早く受けましょう。
小学校6年生の時にお知らせがくるDT(二種混合)ワクチンは13歳のお誕生日前までが期限です。