診察室だより

4月も半ばを過ぎて、すっかり春らしくなりました。

[2012/04/15]

4月も半ばを過ぎて、すっかり春らしくなりました。

それでも時々インフルエンザの患者さんがいらしたり、また胃腸炎も少し流行っているようです。

新学期が始まって、集団生活とともに、風邪も流行りだし始めましたし、保育園に新しく入園した子どもたちは、さっそくお熱を出しているかもしれません。保育園に入園すると、半年くらいは、何のために保育園に入れたのかわからないくらい熱を出したり、病気をしたりします。今まで家庭の中で、あまり風邪などの病原体と接しないでいたのが、集団に入ると、次から次へと病原体をもらってきます。風邪のウィルスだけでも200種類以上あるのですから。お父さん、お母さんも最初のうちはしばらく大変でしょうが、まわりに人たちのサポートをもらいながら、何とか頑張って下さい。

半年から1年くらいの間には、段々抵抗力もついてきて、お熱が出る回数も減ってくると思います。

また集団生活に入る前に、できるだけ予防接種を受けておいてください。

水痘、おたふくかぜは任意接種で有料ですが、感染すると治るまでに一週間くらいかかってしまいます。また頻度は少ないとはいえ、髄膜炎、難聴などの合併症もありますから、ぜひ受けてほしいと思います。

またロタウィルス胃腸炎の予防接種、ロタリックスが受けられるようになりました。
当院でも希望者が増えてきています。

ただロタリックスを受ける場合、生後6週から6か月までに2回接種(飲むワクチンですが)しなければなりません。ちょうどヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、三種混合(DPT)などと重なるのでスケジュールが難しくなりますし、同時接種が必要になります。

当科で接種する場合、あらかじめスケジュールを相談してから行いますので、ご希望の方はお電話で、予約してください。

4月から担当の先生の変更もあります。木曜日の神経心理外来が後藤珠子先生から、松尾真理先生に変更になっています。曜日や時間は変わりありません。
ご不明な点は小児科外来にお問い合わせ下さい。

最後にお知らせです。
当院の外科に、小児外科の李先生が常勤医としていらっしゃいました。

外来は
火曜日 午後
木曜日 午前
です。

ヘルニア、肛門周囲膿瘍、陰嚢水種、包茎など、小児外科疾患の診断、治療を行っています。相談したいことがあるけれど、小児外科か小児科なのかわからない場合は、小児科にお問い合わせ下さい。