検査項目 | 高値(増加) 疾患例 | 低値(減少) 疾患例 |
血清総たんぱく(TP) 基準値:6.5~8.2 単位:g/dl 血清中に含まれるたんぱく質の量を示しています。 検査値に異常があれば、どんなタンパクが増えたり減ったりしているのか(タンパク分画)を調べる必要があります。 | 高マクログロブリン血症、多発性骨髄腫など。 | ネフローゼ症候群、栄養障害、肝硬変、癌など。 |
アルブミン(ALB) 基準値:3.8~5.3 単位: g/dl 血液中のタンパクのうち、アルブミンは主に肝臓で合成されますが、グロブリンは肝臓以外でも合成されます。 | 脱水など | ネフローゼ症候群、栄養障害、慢性肝疾患、肝硬変、腎疾患、熱傷など |
A/G(A/G比) 基準値:1.3~2.0 | | |
総ビリルビン(T-BIL) 基準値:0.2~1.0 単位:mg/dl ビリルビンとは、寿命を終えた赤血球からヘモグロビンが外れ、これが変化して出来た黄色い色素です。肝機能の低下や胆道系の通過障害があると、ビリルビンが行き場を失い、血液中に流れ込みます。 | 黄疸、肝臓病など | |
直接ビリルビン(D-BIL) 基準値:0.0~0.4 単位:mg/dl | | |
間接ビリルビン(I-BIL) 基準値:0.6~1.0 単位:mg/dl | | |
総コレステロール(TC) 基準値:130~220 単位:mg/dl 血管や細胞膜を作る成分です。過剰にあると血管に沈着し動脈硬化の原因になります。
| 脂肪食過剰摂取、高コレステロール血症、糖尿病、肥満、高脂血症など | 家族性低コレステロール血症、肝硬変、栄養障害など |
中性脂肪(TG) 基準値:30~150 単位:mg/dl 動脈硬化や脂肪肝の原因になります。 | 高脂血症、飲酒、糖尿病、肥満症など | 肝硬変、栄養障害など |
アルカリフォスファターゼ(ALP) 基準値:成人100~320 単位: IU/l 肝臓のほか、骨、腸、腎臓、胎盤など多くの臓器に含まれている酵素で、これらの臓器が障害を受けると、血液中に漏れでてきます。 | アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、急性肝炎、骨折など *成長期の小児では高値 | |
AST (GOT) 基準値:7~38 単位:IU/l 肝細胞に多く含まれている酵素です。肝臓だけでなく、骨格筋や心筋などにも含まれているので、これらが障害された場合にも数値が高くなります。 | 心筋梗塞、急性慢性肝炎、筋肉疾患など | |
ALT(GPT) 基準値:4~44 単位:IU/l 肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が破壊されると血液中に大量に放出されて、数値が高くなります。 | 急性慢性肝炎など | |
乳酸脱水素酵素(LDH) 基準値:120~245 単位:IU/l 肝臓や心臓などに含まれる酵素でこれらが障害されると数値が高くなります。 | 肝疾患、心疾患、血液疾患、筋肉疾患、悪性腫瘍など *過度の運動で軽度上昇 | |
コリンエステラーゼ(CHE) 基準値:200~450 単位:IU/l 消化酵素で、すい臓と唾液腺から分泌されます。 | 消化管、唾液腺疾患、膵疾患など | |
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP) 基準値:男性 6~64 女性 2~40 単位:IU/l | | |
クレアチンキナーゼ(CPK) 基準値:22~222 単位:IU/l | | |
CPK-MB 基準値:25以下 単位:IU/l | | |
アミラーゼ(AMY) 基準値:40~130 単位:IU/l | | |
尿素窒素(血清)(BUN) 基準値:8.0~20.0 単位:mg/dl 蛋白質の代謝物です。腎機能の指標となります。 | 腎疾患、脱水症など 低蛋白食など | |
尿酸(血清)(UA) 基準値:男性 3.0~7.5 女性2.6~6.0 単位:mg/dl 尿酸はプリン体(細胞核の成分)が分解されて出来た老廃物です。高値になると痛風や腎障害をおこします。 | 高尿酸血症、痛風、腎疾患など | 糖尿病、肝硬変など |
クレアチン(血清)(CRE) 基準値:男性 0.40~1.10 女性 0.30~0.80 単位:mg/dl クレアチニンは筋肉中に存在するクレアチンの最終代謝産物です。腎臓の機能が低下してろ過機能が低下すると、血清中のクレアチニンの値が上昇します。 | 糸球体腎炎、腎不全、脱水症、火傷、うっ血性心不全など | |
Na(ナトリウム) 基準値:135~148 単位:mEq/l | | |
K(カリウム) 基準値:3.5~5.0 単位:mEq/l | | |
Cl(クロール) 基準値:98~108 単位:mEq/l | | |
Ca(カルシウム) 基準値:8.4~10.3 単位:mg/dl | | |
P(無機リン) 基準値:2.5~4.3 単位:mg/dl | | |
CRP(C反応性蛋白) 基準値:0.3未満・(―) 単位:mg/dl 組織障害を敏感に反映するので、炎症マーカーとして最も広く利用されています。 | 細菌感染、膠原病の活動期、増殖の早いがんなどの悪性腫瘍、心筋梗塞、外傷、火傷、骨折、外科手術など | |
トロポニンT 基準値:(―) 心筋梗塞のマーカーです。 | 横紋筋融解症、心筋炎、心筋梗塞、腎不全など | |
血糖(グルコース) 基準値:65~105 単位:mg/dl | | |
ヘモグロビンA1c(HbA1c) 基準値:4.3~5.8 単位:% 過去1~2カ月の血糖値の状態を調べることが出来ます。血糖コントロールが上手く出来ているかの指標になります。 | 糖尿病 | 溶血性貧血 |
血中アンモニア(NH3) 基準値:40~80 単位:μg/dl 蛋白質やアミノ酸の代謝物。肝臓で解毒されます。 | 肝癌、肝硬変、肝性昏睡、劇症肝炎など | 低タンパク症、貧血など |