診察室だより

夏が終わりました・・・インフルエンザ予防接種が始まります

[2010/10/07]

暑かった夏がやっと終わったと思ったら、急に寒くなってきました。
これでは体調も崩してしまいますね。季節の変わり目はそうでなくても病気になりやすいものです。そろそろ喘息などアレルギー疾患の人たちが、咳や鼻みずの症状で来院しています。夏の間調子がよくて、お薬を一時やめていた人も、この季節はまた始めた方がよいと思います。
また最近は嘔吐で始まる「おなかのかぜ?」が流行っています。
症状はみなさんそれほどひどくなく、高熱も出ないようですが、嘔吐が続くと、小さいお子さんはすぐにグッタリしてしまうので、早めに受診したほうがよいと思います。

10月1日より、インフルエンザワクチンの予約が開始になります。
今のところ、インフルエンザの大きな流行はありませんが、いつまた流行りだすかわかりません。
今年のワクチンは昨年流行した新型インフルエンザと季節型のA型とB型のワクチンそれぞれを含む3価ものです。
新型インフルエンザだけの1価のワクチンも、国産、輸入ともにありますが、当院ではとりあえず、季節型を含む国産の3価のものになります。
実際の接種は、10月18日からを予定しています。
詳しくは、このホームページのお知らせをご覧いただくか、小児科受付までお問い合わせ下さい。

またヒブワクチンもシステムが変わります。今までヒブワクチンは数が足りなくて、1か月に10人しか接種できませんでしたが、11月からは希望する人に普通に接種できるようになります。予約は10月20日からになります。
ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は、乳幼児期の細菌性髄膜炎を予防する大事なワクチンです。
本来ならばDPT(三種混合)ワクチンと一緒に無料で全員が受けられるようにするべきものですし、欧米やアジアの諸外国の多くも定期接種に入っています。
現在日本医師会ではキャンペーンを行い、定期接種にしてもらえるよう署名活動を行っています。(10月20日まで) 当科の予防接種会場にも署名の用紙がおいてありますので、もしご賛同いただければ、署名をお願いいたします。

予防接種に関しては、このところ色々変更があり、わかりにくいこともあると思います。

何か不明な点や、ご質問がありましたら、遠慮なく小児科にお問い合わせ下さい。